DeNA斎藤俊介ファームサブマネジャー(28)が、ファームのトピックや選手情報などを紹介する「DOCKリポート~斎藤です~」。第4回は、プロ野球界を席巻するロッテ佐々木朗希投手(20)と同世代の4選手、森敬斗内野手(20=桐蔭学園)、田部隼人内野手(20=開星)、東妻純平捕手(20=智弁和歌山)、浅田将汰投手(21=有明)の素顔、思いに迫ります。

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ロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成するなど大活躍されていますが、ベイスターズでも彼と同世代の選手たちが、刺激を受けながら頑張っています。

田部は今年1軍デビューし、素晴らしい経験をしています。このコラムの話を聞こうと「佐々木朗希世代の田部に話を聞きたいんだけど」と言ったら、「いや、僕世代ですよ(笑い)」って。対戦はないみたいですけど、「打ちます」って言っていたので、対戦する日が楽しみです。普段は、みんなからいじられたりしていますが、野球に対してはすごく真面目で試合前も試合後も、自分の打撃結果とか、相手投手の研究とか、いろいろなデータを見ながら、研究している姿が印象的です。

東妻は、僕も好きなお笑いコンビの「ぺこぱ」さんが好きなんですけど、名前が純平(じゅんぺい)なので僕と目が合う度に「シュウペイポーズ」をしてきます(笑い)。高校時代は智弁和歌山で5季連続で甲子園に出場していて、チームで一番じゃないか、ってくらい練習する選手ですね。キャンプ中もオフ返上でずっと練習していましたし、体もメンタルも強い選手だと思います。

佐々木朗希投手と高校ジャパンでチームメートだった浅田は、同じ右投手ですし、負けたくないって気持ちを持ってると思います。1軍で活躍する姿を見ながら、「自分も」と思って頑張っています。

同じく高校ジャパンでプレーした森は、2月にケガをしたんですけど、落ち込む姿は見せず、黙々とリハビリに取り組む姿が印象的でした。将来的に、彼ら若い選手たちがベイスターズを引っ張る日が来ることが楽しみです。(DeNAファームサブマネジャー)

◆斎藤俊介(さいとう・しゅんすけ)1994年(平6)1月7日、千葉・佐倉市生まれ。成田、立大、JX-ENEOS(現ENEOS)を経て、17年ドラフト4位でDeNAに入団。2年目に1軍で16試合に登板した。通算0勝1敗、防御率5・76。昨季限りで現役を引退し、今季からファームサブマネジャーに就任した。練習では打撃投手も務め、球団公式モバイルサイトでブログを執筆するなど、業務は多岐にわたる。