野球の森羅万象を駆使し、巨人が「令和の怪物」攻略に乗り出した。まずは足だ。3回1死一塁で岡本和の打席。ウォーカーが初球で走り、ヘッドスライディングで盗塁成功。岡本和の16号2ランにつなげた。5回には吉川が二盗、三盗を決める。打者は岡本和、ポランコと違えど、ともにフォークの投球時だった。

佐々木朗が三盗を許したのはプロ入り初。クイック投球時のタイムから狙ったかと聞かれた元木ヘッドは「亀井(外野守備兼走塁)コーチがちゃんとやってくれている」と話した。

剛速球はコンパクトなスイングで対応した。先制打の増田陸の試合前練習。通常時より5メートル前に立ちマシン打撃を行った。初の練習法だったが「それぐらいすごい速い球だった。準備が結果につながった」。

速い球はファウルで粘った。4回先頭の中山は3球ファウルで粘り、9球目をしぶとく転がして敵失で出塁し、4得点目を踏んだ。

▽巨人ウォーカー(規定打席に到達し、打率3割9厘でリーグ3位)「どんな打席でも芯に当てること、たくさんヒットを打ってチームに貢献することを心がけている」

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