6月最初の本拠地での試合は、苦い結果に終わった。

札幌ドーム史上初の無安打無得点を食らった日本ハム新庄監督は「手も足もヒットも出ません。いや、もう、おめでとうですね」と、DeNA今永の快投に苦笑いするしかなかった。「テンポもいいし、コースにびたびた。タイミングを狂わせて…いい投手ですよ。あれだけいいピッチングをされたら、難しかったね」と、お手上げだ。

打線を大改造して臨んだが、走者は2回に四球を選んだ清宮1人だけ。「かき回したかったけど、かき回せない、このもどかしさ」。それでも9回、代打で送った俊足の浅間には「小細工するなよ。3球で終わってもいいから、セコイことはするな」と真っ向勝負を望んだ。

チームは今季2度目の5連敗で、交流戦でも最下位タイに転落。試合後、ベンチでぼうぜんとする清宮の姿に「それだけ悔しい気持ちがあるんだったら、次につながる」とBIGBOSS。選手たちの成長を信じている。

【関連記事】日本ハムニュース一覧