阪神は20日、20年にオリックスでプレー経験があるアデルリン・ロドリゲス内野手(30=パドレス3A)と契約を結んだことを発表した。背番号は「91」で、年俸は25万ドル(3250万円、金額は推定)。

後半戦へ向け、マイナー通算215本塁打を誇る右の大砲が加わる。20年のオリックス時代は左手首への死球など故障に泣かされたこともあり、59試合で打率2割1分8厘、6本塁打、25打点で1年限りだった。

だが、米球界に戻ると、3Aで昨年は116試合、打率2割9分、29本塁打、94打点をマーク。今季もパドレス3Aで45試合に出場し打率2割7分2厘、12本塁打、46打点と安定した活躍を見せている。

ロドリゲスは球団を通じ「日本に戻り、タイガースでプレーする機会をいただき、とてもうれしく思います。タイガースファンのすばらしさは知っていますので、甲子園でみなさんの前でプレーできることを楽しみにしています。タイガースの勝利に貢献できるようにベストを尽くしたいと思います。ガンバリマス!」とコメントした。

ロドリゲスは今季8人目の助っ人となる。今季は不動の3番を期待されていたマルテが、右足の度重なる故障で、ここまでわずか18試合にとどまり、打率1割9分7厘、1本塁打、3打点。現在も2軍でリハビリ中だ。2年契約2年目のスイッチヒッター、ロハスはここまで36試合で打率1割6分9厘、3本塁打、9打点と低迷している。ロドリゲスは主に一塁を守る。加入すれば、外国人枠や守備位置争いも激化しそうだ。

この日、球団は育成契約の左腕島本浩也投手(29)と支配下契約を結んだことも発表。ロドリゲスと合わせ、支配下選手枠は上限の70人となった。

 

◆アデルリン・ロドリゲス 1991年11月18日、ドミニカ共和国生まれ。セントロ・エデュカティボ・ロス・パルマレス高を経て、08年にメッツと契約。マリナーズ、オリオールズ、パドレスなどのマイナーを経て20年はオリックスでプレー。21年はタイガース、今季はパドレスのマイナーに所属。マイナー通算1219試合に出場、1253安打、215本塁打、839打点、打率2割7分1厘。190センチ、95キロ。右投げ右打ち。

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