関西6大学の先発で大経大・才木海翔投手(4年=北海道栄)が3回無失点と力投した。プロ注目の153キロ右腕は立ち上がりから真価を発揮。1回1死二塁のピンチで、3番の近大・谷口嘉紀外野手(4年=神戸国際大付)を148キロ速球で空振り三振に仕留めると、4番の同大・杉浦有祐外野手(4年=大谷)も149キロ速球で空を切らせた。

「初めて戦うリーグの相手。自分の自信のあるストレートでアピールできたので良かった。8割方、真っすぐだった。初回から飛ばしていけた。(杉浦からの空振り三振は)今日、自分のなかで一番良かった」。2、3回も走者を三塁まで進めたが要所で剛速球でねじふせた。この日は球が上ずる場面もたびたび見られたが、球威は健在。この日、客席に約30人の12球団スカウトが殺到するなか、アピールに努めた。