阪神先発のジョー・ガンケル投手(30)は細かい制球を欠き、4回4失点で降板した。1点先制直後の1回裏1死一塁。佐野に浮いた直球を打たれ、逆転2ランを右翼に被弾した。同点の4回は3連打を浴びて満塁のピンチを背負い、犠飛2本で2点を失った。今季5敗目に「今日はすべての球種にキレがなかったよ」と猛省した。夏場に入り、調整は難しくなる。矢野監督も「調子は良くなかった。みんな疲れが出るころ。暑くなり、状態がずっといいのは難しいけど、なんとかしていく制球なり、丁寧にというのがほしい」と話した。6月15日に第1子の長女が生まれてから2度目の先発も、「パパ1勝」はお預けとなった。

○…ケラーが1回3人斬りと好投した。7回に4番手で登板。ソトを外角低めのカーブで空振り三振。嶺井を152キロ直球で三ゴロに料理し、最後は代打楠本を外角いっぱいの153キロ直球で見逃し三振に仕留めた。5試合連続無失点とした助っ人右腕は「ここ数試合しっかり投げることができているね」。奪三振率は18・00まで上昇。「三振率が高くなってきていることはいいことだから、引き続きやっていけたらいいね」と手応え十分だ。

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