巨人が5月10日以来となる、今季最長タイの5連敗を喫した。ウォーカーの2ラン、中田の2ランで4点をリードするも、4回に約3週間ぶりの登板となった高橋の制球が突如乱れた。1死三塁から坂倉に適時二塁打を浴びると、3者連続四球で押し出し。2点差まで詰め寄られて1死満塁で、高橋は4回途中2安打5四球5失点で無念の降板となった。

2番手鍬原も痛恨の一打に沈んだ。代打堂林に追い込みながらも真ん中に入ったカットボールを左翼席に運ばれ、満塁弾で逆転された。以降は高梨が2回無失点とつなぐも、今村がソロ、菊地が2ランを被弾。プロ初登板の山本も1回1失点で今季10度目の2ケタ失点で大敗を喫した。

桑田真澄投手チーフコーチ(54)の一問一答は以下の通り

-高橋は制球に苦しんだ

今日はボールがキレていたので、やってくれると信じていたんですけど、やっぱり四球から崩れていくいつもの悪いときのパターンですよね。(4回に)3連続で出したのでね、あそこは勝負して欲しかったですけど、こういう結果になって非常に残念ですね

-2番手鍬原、タフな場面で登板した

鍬原も良いボールを投げるんですけど、追い込んでからの勝負球が甘く入るそういうケースが多い。勝負球は気を付けるように、といつも彼には伝えているんですけど、なかなか勝負球が狙ったところにいかないという状況ですね。開幕していいときは勝負球が狙ったところにいってたんですけど、ここ1カ月半はなかなか勝負球が甘くなって痛打されるのを繰り返してます

-3連戦、本塁打と失点が多かった。総括は

失投をしっかりと打たれているということ。今年は四死球を減らすことをテーマにやってきたんですけど、四球の後にタイムリーを打たれるケースが非常に多いですよね。選手はいつも一生懸命やっているので、我々、特に僕の指導力不足だと思うので、もうちょっとしっかり指導しなきゃいけないなと思ってます。そこはすごく反省してます

-山本がプロ初登板

タイプ的に球威で抑えるタイプじゃないので、そうすると制球になると思う。思っていたよりもなかなかストライクが取れないので、これから少し制球を磨いていってもらいたいと思います。

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