13年連続25度目の出場のJR東日本(東京都)が大阪ガスに打ち勝って、8回コールドで2回戦進出を決めた。

4回に、大阪ガスの先発、今秋ドラフト候補右腕の河野佳投手(20=広陵)から1イニング3本塁打を放った。

1点を追う4回無死一塁、佐藤拓也外野手(27=立大)が逆転2ラン。さらに渡辺和哉捕手(28=専大)が左翼スタンドへソロで2者連続。

2死で北野樹内野手(20=天理)がライナーで左翼スタンドに運び、大阪ガスの今秋ドラフト候補・河野佳投手(20=広陵)から一挙4点。

1イニング3本塁打は、浜岡武明監督(49)が「初めて見たと思う」。佐藤や渡辺も「見たことない」と口をそろえた。

今年、河野が登板したほとんどの試合を映像でチェック。球速の速い打撃マシンを使ったり、打撃投手を近い距離で打つなど、河野対策は万全だった。佐藤は「直球狙いで、浮いたカットボールにうまく合った。イメージ通りでした」と話した。

8回には打者一巡の猛攻で8点を挙げ、コールドで初戦を突破。浜岡監督は「できすぎですね。ここまで打つとは。(都市対抗)予選後に、打てていなかったので選手がよくバットを振っていたので、それが実った」と喜んだ。

今秋ドラフト候補の先発、小谷野楽夕(がくゆう)投手(23=日大)は3回0/3を被安打2の2失点。悔しそうな表情で降板した。