12球団の臨時実行委員会が28日に行われ、29日と30日のDeNA-巨人戦(横浜)の延期を決定した。

巨人は19日から選手、首脳陣、スタッフの計77人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。残り1枠だった支配下選手に育成の勝俣翔貴内野手(25)を登録して野手を増員したが、1軍でプレーが可能な野手は10人で、内野手は3人のみ。27日から一部の療養期間あけ選手が個人練習を再開させたが、チーム編成はいまだ厳しい状況だった。31日の同戦の実施可否については29日に両球団で協議する。

<コロナ禍の巨人の経過>

◆18日 午後に2、3軍の選手とスタッフの計7人が発熱や倦怠(けんたい)感などを訴えた

◆19日 イースタン・リーグ・ロッテ戦の中止を決定。2、3軍の選手ら163人にPCR検査を実施し、高橋ら選手11人を含む17人が陽性判定を受けた

◆20日 ヤクルト戦前に大勢と菊地が陽性と判定。試合後には、出場していた岡本和、丸、中田に菅野ら選手20人に、元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチや阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチら首脳陣の計38人の陽性判定を発表

◆21日 選手、監督・コーチ、スタッフら164人を検査し、山口ら選手8人を含む10人が陽性と判定。前半戦最終カードの22日からの中日3連戦(バンテリンドーム)延期が決定

◆22日 同85人を検査し原監督と4選手、1軍スタッフの6人が陽性に。コロナ感染により、オールスターに選出されていた大勢、菅野、中田、岡本和、丸の出場辞退を発表

◆23日 菊田ら選手2人と山口1軍投手コーチが陽性判定

◆25日 穴吹1軍トレーニングコーチが陽性判定。7日間で計77人となった

◆26日 2軍のDeNA戦に1軍から選手を派遣。21日から停止していたチームとしての活動を再開

◆27日 療養期間を終えた一部の選手が個別練習を実施した

 

現時点での巨人の出場可能野手

【捕手】小林、萩原

【内野手】吉川、広岡、勝俣

【外野手】ポランコ、石川、岡田、重信、ウォーカー

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