楽天石井一久GM兼監督(49)は、田中将大投手(33)と浅村栄斗内野手(31)に、来季残留を要請していることを明らかにした。ともに今季フリーエージェント(FA)権を取得。指揮官は「次の契約に向かう話はしている。球団には必要な選手」と力を込めた。

田中将は今季8勝9敗、防御率3・06。141投球回は、チームトップで、リーグ3位。7月に1度出場選手登録を抹消されたが、年間を通して先発ローテーションで投げ抜いている。浅村は打率2割5分2厘、24本塁打、75打点と3番打者として奮起。本塁打と打点はリーグ2位の数字で、7日には史上9人目の1000試合連続出場を達成した。

試合に出続け、安定した結果を残す投打の核。他球団からも動向を注視されている。権利を行使すれば、FA市場の目玉となる存在。流出を阻止したいが、本格的な交渉はシーズン終了後に行う方針。チームは現在優勝を争っている最中だ。石井GM兼監督は「なるべく(シーズンに)集中させてあげたい。その中でもうちに残ってほしいという話はしています。あまりするのもシーズン中なのでとは思うけど、必要な選手だから話をしています」。まずは目の前の試合に全力で臨める環境を整えている。

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