中日福留孝介外野手(45)の引退セレモニーが試合後、行われ、ゆかりある人物からのビデオメッセージが大型ビジョンに映し出された。

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◆中村順司氏(76=元PL学園野球部監督)「孝介。24年間、本当によく頑張りました。卒業するときには、30歳まで現役選手をすればいいと送り出したんですけど、45歳まで、すごいね。まあ、PLのユニホーム時代は国体で優勝して、高校2年の時から日の丸もつけて、AAAの大会(アジア野球選手権)でも優勝する。そんな素晴らしい思い出も残してくれました。これからは、野球界のために、これまでの経験を生かして頑張ってほしいと思います。本当にお疲れさまでした。ありがとう」

◆稲葉篤紀氏(50=日本ハムGM)「孝介、24年間本当にお疲れさまでした。孝介とは2009年のWBCで、日の丸を背負って戦いましたね。そのときに同じ左打者として僕は、孝介に少し憧れをもっていたので、どういう打撃をしているのか、また左投手をどう攻略しているのか、そんな話をたくさんさせていただいて、時には僕は孝介の打撃のモノマネをして打ったりとか、年は下なんですが、僕の中で憧れる選手でありました。24年間、いろいろな経験をしたと思います。少し休んでいただいて、これから球界のために、また頑張っていただきたいと思います。24年間、孝介、本当にお疲れさまでした」

◆BC・栃木の川崎宗則内野手(41)「福留孝介先輩、ご無沙汰しております。NPB卒業おめでとうございます。僕は孝介先輩がPL学園にいるときからずっと、鹿児島の中学校で見ていました。本当に大好きなプレーヤーです。いまでもそうです。2006年WBCで一緒のチームになって、戦ったことはすごく誇りです。準決勝の韓国戦。孝介先輩のすごい本塁打を見たときは、『さすが、かごんま(鹿児島)の大先輩』やと思いました。本当に格好良かった。いまでも目に焼き付けています。覚えています。孝介先輩、NPBは卒業しますが、これからは楽しい人生だと思います。是非、栃木に来てください。栃木でゴルフをして、そのあと栃木ゴールデンブレーブスにプレーしにきて下さい。まだまだ引退させません。引退というのは、もっともっともっと先の人。孝介先輩は引退しませんので。NPBは卒業したので、次は栃木の方にきて、ゴルフと野球の二刀流でよろしくお願いします。先輩にまた会えるのを楽しみにしています。チェスト行け! 孝介先輩」

◆藤川球児氏(42=野球評論家)「福留さん、24年間という長いプロ野球生活、本当にお疲れさまでした。阪神タイガース、シカゴカブスという両球団では、どちらも後輩としてプレーさせていただきました。後輩みなから愛されて、しかもチームのスタッフ、周りの方全てから愛されている福留さんを見て、自分も相当勉強させていただきました。少しゆっくりして、次は琵琶湖でバスプロになりましょう」

◆鳥谷敬氏(41=日刊スポーツ野球評論家)「福留さん、24年間現役生活お疲れさまでした。中日でやられているときは、本当にオーラというか、野球選手のあり方を勉強させていただきました。メジャーに行ったときは日本人選手がメジャーで活躍する素晴らしさと難しさ、いろんなことを見させてもらいました。阪神に来てからは、本当に野球だけじゃなく、後輩との接し方だったり、技術的なこと、いろんなことを学ばさせてもらいました。昨年は自主トレも沖縄で一緒にやらせてもらって、いろんな話をして、いろんなことを吸収させてもらって、本当に感謝しています。福留さんは野球が大好きだと思いますので、少しゆっくりしてまた野球界に恩返ししてほしいなと思います。今後も野球界での活躍、そして私生活では鳥谷敬の面倒もよろしくお願いします。本当に24年間、お疲れさまでした」

◆阪神・糸井嘉男外野手(41)「孝介さん、24年間、現役生活本当にお疲れさまです。僕がタイガースに来て不安なところをいろいろと気にかけてくださり、本当に助けてもらった記憶があります。また、僕が野手に転向したときに、目標の選手は福留孝介さんでした。そんな孝介さんといっしょにタイガースでプレーできて、幸せでした。本当にありがとうございます。同じタイミングで僕も引退になりましたけど、また食事とかいろいろお話できたらなと思います。本当に24年間、お疲れさまでした」