野球の独立リーグ、北海道フロンティアリーグ(HFL)のチャンピオンシップ最終戦は26日、美唄(びばい)市営で行われ、元近鉄バファローズのラルフ・ブライアント監督(61)が率いる士別サムライブレイズが、リーグ戦1位の石狩レッドフェニックスを4-3で下し、通算3勝2敗で初代王者に輝いた。

リーグ戦2位通過の士別は、1位通過の石狩に1勝のアドバンテージで始まったチャンピオンシップで、22日の第1戦に敗れたが、23日の雨天中止を挟み、24日からの3連勝で頂点に立った。日本最北の独立リーグ球団として、NPB本塁打王3度の指揮官の下、4つの独立リーグ優勝チームが集う日本独立リーグチャンピオンシップ(30日開幕、熊本・リブワーク藤崎台)に挑む。

HFLは、美唄ブラックダイヤモンズを含めた3チームで今年から公式戦を開催。リーグ戦はコロナ禍などで未消化もあったが各チーム46試合を戦い、<1>石狩27勝18敗1分<2>士別20勝23敗3分<3>美唄19勝25敗2分だった。石狩は元阪神、日本ハムなどで活躍した坪井智哉監督(48)、美唄は北照高で甲子園春夏計8度出場の河上敬也監督(63)が率いている。