リーグ連覇を果たしたヤクルトのベテラン2人がユニホームを脱ぐ。内川聖一内野手(40)と嶋基宏捕手兼コーチ補佐(37)が今季限りで現役を引退することが27日、分かった。

内川は3球団で通算2185安打をマークした安打製造機として活躍。嶋は8代目の選手会会長として球界でリーダーシップを発揮した。

◆内川聖一(うちかわ・せいいち)1982年(昭57)8月4日、大分県生まれ。大分工では甲子園出場なし。00年ドラフト1位で横浜入団。08年に右打者最高打率で首位打者、最多安打、最高出塁率。10年オフにFAでソフトバンク入り。11年に史上2人目の両リーグ首位打者でパ・リーグMVP。20年限りでソフトバンクを退団し、21年からヤクルトでプレー。ベストナイン5度。ゴールデングラブ賞1度。09、13、17年WBC日本代表。184センチ、92キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸4000万円。

◆嶋基宏(しま・もとひろ)1984年(昭59)12月13日、岐阜県生まれ。中京大中京では3年春に甲子園出場。国学院大を経て06年大学生・社会人ドラフト3巡目で楽天に入団。新人の07年から主力に定着し、13年には球団初のリーグ優勝と日本一に貢献。10、13年にベストナインとゴールデングラブ賞。11、13年に田中将大と最優秀バッテリー賞。19年限りで楽天を退団し、20年からヤクルトでプレー。15年プレミア12日本代表。179センチ、84キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2000万円。