阪神が来季の打撃コーチとして、元オリックスの水口栄二氏(53)を招聘(しょうへい)することが28日、分かった。新監督に内定している岡田氏が、オリックス監督を務めた10年からの3年間、1軍打撃コーチ(12年は途中から2軍)として支えた。熱血指導でT-岡田、坂口らを育てた。愛媛県出身の水口氏は松山商から早大を経て、90年ドラフト2位で近鉄に入団。二遊間を主に守り、しぶとい打撃と堅実な守備で近鉄、オリックスで17年間活躍。通算1561試合、打率2割6分9厘、53本塁打、417打点。07年に引退し08年から5年間コーチを務めた。現在は兵庫・西宮市で小、中学生向けの野球教室を開いている。

◆水口栄二(みずぐち・えいじ)1969年(昭44)1月9日生まれ、愛媛県出身。全国準優勝した松山商から早大を経て、90年ドラフト2位で近鉄入団。レギュラーと控えの双方でチームを支え、球団合併に伴い05年からはオリックスへと移った。07年に引退し、08年から12年まではオリックスのコーチを務めた。174センチ、78キロ。右投げ右打ち。