3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)出場決定から一夜明けた西武は、辻発彦監督(63)が訓示でハッパを掛けた。

前夜、楽天がソフトバンクに敗れたことで3位が確定。30日、埼玉・所沢のベルーナドームで行われた全体練習前、円陣の真ん中で辻監督が呼び掛けた。「みんなの頑張りで、今年はちょっと難しいかというところからの、山川の(声出しに)洗脳されたみんなの頑張りなのか、この4連勝でチャンスを得ました。みんなとこれからまだ熱い戦いができるということが非常にうれしく思う」と感謝した。

前回、リーグ2連覇した19年以来となる。辻体制では17年から2位、1位、1位と3年連続CSに出場。いずれも敗れ、日本シリーズ出場を逃している。「今までクライマックスに進出した経緯、僕の経験からいくとね、1位でいったんでね。逆にすごいプレッシャーの中で負けられないという気持ちが、非常に強かったような気がします」と当時を思い起こした。

追われる立場ではなく、追う立場で迎えるCS。「今回に限っては3位ということなんでね、本当に失うものはない。すべてが挑戦者なんで、伸び伸びと結果を恐れずにやってくれることが、良い結果に絶対いくと思うんでね。みんなでまた1つになって戦っていきましょう。それまでしっかり準備をして、調整して頑張っていきましょう。おめでとう!」と呼び掛けた。

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