ロッテ池田来翔内野手(22)が30日、出場選手登録された。4月18日に登録抹消されて以来、5カ月以上ぶりの1軍となる。

池田は国士舘大から昨秋ドラフト2位で入団。二塁や三塁を守る大型内野手で、チームに不足する右打者としても、春季キャンプからオープン戦にかけアピールを続けた。開幕1軍入りは逃し、4月3日に初昇格したが、約2週間で再調整となっていた。4月3日の西武戦(ZOZOマリン)でプロ初安打を放った。

名前は、来翔と書いて「らいと」と読む。NTT関東(現・NTT東日本)で都市対抗野球に出場した父真樹さんが、東京ドームの右翼席に本塁打を放ったことに由来している。

高校時代は習志野(千葉)でプレーし、美爆音で有名な吹奏楽部に自身の打席で演奏してもらったのが、歯切れよい曲調の「エル・クンバンチェロ」。父の社会人野球時代の応援歌でもあったという。同校吹奏楽部は、今季もZOZOマリンでの公式戦前に演奏。「もう1回、千葉ロッテマリーンズのユニホームを着て、あの中でプレーしたいというのはすごくありますね」と願っていた入団前から、もうすぐ1年。来季の飛翔へ、大事な残り2試合になる。【金子真仁】

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