中日平田良介外野手(34)が今季限りで退団することが9月30日、分かった。来季の戦力構想から外れ、本人が現役続行を希望していることもあり、他球団への移籍を模索する。

今季は開幕1軍入りしたが、途中に2軍落ちもあり、51試合1本塁打10打点、打率2割で9月19日に出場選手登録を抹消されていた。定位置だった右翼には3年目岡林が台頭。立浪監督は右の代打として期待を寄せたが、代打でも30打席、打率1割8分5厘と結果を残せなかった。

昨季は4月下旬に2軍落ちし、夏場に「異型狭心症」「ぜんそく」を発症。16年オフに結んだ5年の長期契約も切れ、減額制限(1億円超は40%)を超える1億5000万円減の年俸3000万円で更改した。今季は、自己最多の138試合に出場し、打率3割2分9厘を残した18年以来となるアオダモ製バットを使用しての完全復帰を目指していた。

平田は05年に大阪桐蔭から高校通算70本塁打の打棒と野球センスを買われ高校生ドラフト1巡目指名で中日入団。通算17年、1227試合、18年のサイクル安打も含め1046安打、105本塁打、484打点を刻んだ背番号「6」が中日に別れを告げる。(金額は推定)

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