今季限りで17年間在籍したソフトバンクを退団する松田宣浩内野手(39)が、ウエスタン・リーグ中日戦で「ソフトバンク松田」として最後の試合を迎え、「4番三塁」で先発出場した。

スタメン発表やシートノックでも大きな拍手を浴びた背番号5。2回の第1打席で左腕福島から右前打を放ち、一塁ベース上で「熱男」のパフォーマンスを行うと、再び大きな拍手が起こった。4回は空振り三振、6回は遊ゴロに倒れ、7回の守備からベンチに退いた。

試合後のセレモニーでは「『熱男』という言葉とともにここまで成長してこられた。次の舞台でも『熱男』という言葉は連れていこうと思います」などとあいさつ。小久保2軍監督、工藤前監督から花束を贈られ、目に涙を浮かべるシーンもあった。

松田は亜大から05年に大学生・社会人ドラフトの希望枠で入団。本塁打を放った後にファンと「熱男」と叫ぶパフォーマンスなどでムードメーカーとして活躍した。今季はチームで世代交代が進む中、出場機会が減り、43試合で打率2割4厘、7打点、本塁打はなかった。

通算成績は1910試合で打率2割6分5厘、301本塁打、991打点。1831安打で、2000安打まで169本としている。

現役続行を希望し、他球団への移籍を目指している。

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