西武2年目の水上由伸投手(24)が初となる最優秀中継ぎのタイトルを確定させた。今季31ホールドとし、勝利数を加えたホールドポイントは35になった。

「うれしいです」と声を弾ませた。1点リードの8回に2番手で登板。7回にブルペンで登板する可能性を伝えられた。「正直なところ、いつも以上にスイッチが入りましたし、絶対に抑えてやろうとスイッチを入れました」。代打柳町を空振り三振に仕留めた。打者1人で交代し、平良にマウンドを譲った。「こういう場面で投げる機会をつくってくださった監督とコーチ、あとに投げた平良にも感謝しています」と振り返った。

四国学院大から20年育成ドラフト5位で入団した。そこから2年でタイトルにたどり着いた。昨季はデビューから17試合連続無失点のリーグ新記録を樹立した。ピンチを心の底から楽しめる“超ポジティブ思考”を強み。制球力や強気な投球な投球でブルペンには欠かせない存在となり、球宴にも出場を果たした。新人王の資格も持っている。

タイトルを争う楽天西口は34ホールドポイントで残り1試合で抜かれる可能性がなくなった。

また水上の後を継いだ平良も打者2人を抑えて、34ホールドポイントとなった。今季最終戦となる2日日本ハム戦で水上がホールドポイントなく、平良がマークすれば、同じく優秀中継ぎのタイトルを獲得できる。

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