日本選手最多のシーズン56号本塁打に王手をかけるヤクルト村上宗隆内野手(22)が3冠王をキープしたまま、最終戦となる3日のDeNA戦(神宮)を迎える。

2日の阪神戦はコロナ特例で抹消された8月に続き今季2度目の欠場となった。55本塁打、132打点の2冠は決定的だが、打率は3割1分7厘。打率2位の中日大島が迫っている。

この日の試合前までは2厘差だった。大島は広島戦で二ゴロ、見逃し三振で迎えた第3打席で左前打を放ち、4打席目は四球。最終回にも打席が回ったが、二ゴロに倒れ、4打数1安打で3割1分4厘で今季最終戦を終えた。

村上が04年の松中信彦(ダイエー)以来、18年ぶり史上8人目の3冠王に輝けるかは、3日の最終戦の結果次第。3打数無安打までは、首位打者を守れるが、4打数無安打なら打率2位となる。3打数の中で日本選手最高の56号を目指し、もちろんその間に安打が出て打率が上がれば、打席のチャンスを増やせる。

 

★村上の首位打者キープのための最終戦主な成績(大島は3割1分4厘2毛)

1打数無安打 3割1分6厘1毛

2打数無安打(3割1分5厘4毛)

3打数無安打(3割1分4厘8毛)

逆に1安打が出れば、仮に6打数1安打でも3割1分4厘9毛で大島を上回れる。王超えの56号と令和初の3冠王へ。究極の二兎を追う決戦に村神様が挑む。

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