ロッテ松川虎生捕手(18)がプロ1年目を1軍で完走した。この日の最終戦もマスクをかぶり、76試合に出場した。

昨秋ドラフト1位で市和歌山から入団し、石垣島春季キャンプから1軍で猛アピール。3月25日の楽天戦(楽天生命パーク)では高卒新人としてはNPB史上3人目となる開幕スタメンマスクの座を手にした。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では佐々木朗とのバッテリーで完全試合を達成し、さらに脚光を浴びた。

その後は途中交代も増えたものの、2軍戦には調整で1試合に出場したのみ。9月以降は勝ち試合でも9イニングを任されることが増え、1度も出場選手登録を抹消されることがなく、シーズンを終えた。開幕1軍登録された高卒新人がシーズン1度も抹消されずに完走したのは、89年谷繁元信(大洋)以来33年ぶりとなる快挙だった。

打撃面では満塁機での適時打が目立ったものの、打率は1割7分3厘に終わった。高校通算で43本塁打を放っているが、記念すべきプロ初本塁打は来季以降に持ち越しとなった。

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