パ・リーグ全日程が終了し、オリックス山本由伸投手(24)が史上初の2年連続4冠を達成した。

15勝5敗。勝率7割5分。防御率1.68。205奪三振の活躍で2年連続トップと貫禄の結果を残した。「今シーズンはいい試合も悪い試合もありました。でも、シーズンを通していい数字を残せてすごくうれしく思います。捕手の若月さん、伏見寅威さん、監督コーチ、いろいろな方との協力でできたことなので、本当にうれしいです」と笑顔だった。

印象に残っている試合は6月18日西武戦で史上86人目のノーヒットノーラン達成と9月17日ソフトバンク戦の完封勝利のマウンドだと言う山本。「とにかく全球、必死に投げて、守備に助けられてできたので、すごい喜びはありました」と振り返った。

最も印象に残った選手には41本塁打を放った西武山川穂高内野手(30)を挙げた。「本塁打を打たれたし、三振も取れた。フルスイングで来てくれたので対戦していて楽しかった」。

史上初の快挙を成し遂げた右腕。「来年もタイトルをすべて取れるようにレベルアップしていけたら」と意気込んだが、気持ちを切り替え「日本一」へと指標を定めた。「昨年は日本一になれなかった。今年はそこだけを目指してとにかく全力で投げたい」と力を込めた。【三宅ひとみ】

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