DeNAの11年ドラフト1位投手で、ドジャースのマイナーでもプレーした、独立リーグ福岡北九州フェニックスの北方悠誠投手兼投手コーチ(28)が13日、ツイッターで現役引退を発表した。「私事ですが、今年限りで野球を引退することにしました。何も活躍などしていない僕ですが、今まで野球が出来たのも応援してくださる皆様、契約してくださった色んな球団の方々のおかげでした。本当に周りの方々に支えて貰いながら出来た野球生活だったと思います。本当に感謝しています」と投稿した。今後については未定という。

北方は最速153キロの剛速球を武器に唐津商で甲子園に出場し、11年ドラフト1位でDeNAに入団した。1軍出場がないまま3年間で自由契約となったが、12球団合同トライアウトをへて15年に育成契約でソフトバンク入り。16年から独立リーグの群馬、愛媛、信濃、栃木をへて、19年に米大リーグのドジャースとマイナー契約を結び、21年に自由契約となった。再び栃木に入団し、22年は福岡北九州で投手兼投手コーチとしてプレーした。

◆北方悠誠(きたがた・ゆうじょう)。1994年(平6)1月25日、佐賀県生まれ。唐津商では11年夏の甲子園で153キロを計測。同年ドラフト1位でDeNA入団。15年にソフトバンクと育成契約。NPBで1軍出場なし。16年から独立リーグの群馬-愛媛-信濃-栃木でプレー。181センチ、94キロ。右投げ右打ち。