中大が今季最終戦を勝利で終えた。

森下翔太外野手(4年=東海大相模)がドラフト前日に存在感を示した。3回に先制打、8回にはソロ本塁打で貴重な追加点を演出し勝利に貢献。明日20日に控える運命のドラフト会議に向け、万全な状態をアピールした。

3回1死満塁、「4番 中堅 森下」は中前安打を放ち先制。8回には真ん中高めのまっすぐを左翼スタンドへ運んだ。通算9号本塁打に「大きいの1本と思っていたが、ベンチからの『チャンスメーク!』という言葉で気持ちを切り替えることが出来た」と振り返った。「ドラフトとリーグ戦は別に考えていたが、前日に打てたことには少し満足している」と話した。

主将の北村恵吾内野手(4年=近江)は試合後「秋は結果が出せず苦しかった。チームメートにここまで連れてきてもらった。このチームでキャプテンをやり遂げたことはうれしい」と目を潤ませた。

清水達也監督(58)は「1番成長したのは北村。苦しい中で引っ張ってくれた」とキャプテンをたたえた。