日本新薬の福永裕基内野手(26=専大)は中日が7位指名し、交渉権を獲得した。

待ち望んだ日がついに訪れた。支配下の指名では69人中69番目。最後の最後に、中日から指名を受けた。「もう終わったかなとあきらめそうになっていたので、(名前が)呼ばれた時は震えました」と振り返った。

ここ数年、ドラフト候補に挙げられながらも、指名されなかった。大卒で社会人4年目。今季は公式戦で5本塁打を放つなど長打力を発揮。50メートル走6秒1の俊足に遠投110メートルの強肩と、走攻守3拍子そろった大型内野手。アピールを続け、プロ入りの夢をかなえた。

次はプロのステージでの勝負になる。「長打力が持ち味と思っている。まずは開幕1軍に入って、出場試合を増やしたい」と目を輝かせた。

◆福永裕基(ふくなが・ひろき) 1996年(平8)9月16日生まれ、滋賀県東近江市出身。小学2年から野球を始め、中学時代は竜王ジャガーズでプレー。天理から専大を経て日本新薬入社。180センチ、83キロ、右投げ右打ち。目標とする選手はロッテ中村奨吾。

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