ヤクルトが、2年連続日本一へ王手目前で痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した。2番に起用したベテラン青木が3安打を放つなど「超攻撃的布陣」が機能。序盤から優位に進めたが、1点リードの9回、守護神マクガフが同点とされ、さらに吉田正にサヨナラ2ランを浴びた。高津監督は「取れるアウトは取らなきゃいけないですね」と悔しさをにじませた。
シナリオ通りの展開も、最終回にまさかの結末が待っていた。マクガフは、先頭安達への四球から福田に犠打を決められ1死二塁。ピンチを招くと、続く西野の投手強襲安打の処理を焦り、一塁へ悪送球。この間に二走安達の生還を許した。そして2死一塁から、吉田正に2球目の浮いたスプリットを完璧に仕留められた。昨年のシリーズ第1戦でも9回に3点を奪われサヨナラ負けを喫している助っ人は、うつむいたままベンチへと引き揚げた。
チーム野手最年長40歳の青木を「2番」に配し、外国人トリオを起用した打線がはまり、立ち上がりから流れをつかんだ。勝ち越されるも、1点を追う6回には長岡の適時打で同点。さらに塩見の内野安打で2死一、二塁とし、青木が「甘くきたところは全部打ちにいくという気持ちで打席に入りました」と、オリックス近藤から一時勝ち越しとなる右翼線への適時二塁打を決めた。打線は26日の第4戦での6安打0封負けから一転、相手を上回る12安打。投手陣も踏ん張って勝利目前だったが、白星が最後に逃げた。
敵地での連敗で対戦成績は2勝2敗1分けのタイ。本拠地での第7戦までもつれこむことが確定した。指揮官は「先は見えているので、全力で毎試合戦うのみです」と前を向いた。【鈴木正章】
◆第8戦以降がある場合 シリーズは2勝2敗1分となり、第7戦までもつれることが確定した。第8戦がある場合は第7戦と同じ球場で翌日に行われる。第9戦は移動日を1日設け、もう一方のチームの球場で行う。第8戦以降は延長無制限で行う。



