東大出身左腕のヤクルト宮台康平投手(27)が今季限りで現役を引退することが28日、分かった。球団側は当初は来季も戦力として考えていた。だが、引退の意志を伝えられ、慰留に動くも本人の決意が固く、ユニホームを脱ぐことになった。また球団はこの日、宮台に来季契約を結ばないことを伝えたと発表した。

宮台は17年ドラフト7位で日本ハム入団。史上6人目の東大出身プロ野球選手として注目を集めた。1年目の18年8月23日ソフトバンク戦でプロ初登板初先発し、5回途中4安打2失点で勝敗なし。その後は故障などもあり、1軍戦は1試合の登板にとどまった。20年オフに自由契約となり、同年の12球団合同トライアウトを経て、ヤクルトに加入した。

移籍2年目となる今季は春季キャンプから1軍に抜てきされ、貴重な左の中継ぎとしてアピールしたが、1軍登板は2試合で0勝0敗、防御率19・29に終わった。プロ5年間では通算3試合に登板し0勝0敗、防御率9・00だった。

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