阪神岡田彰布監督(64)が28日、投手陣に“直球進化への3カ条”を出した。甲子園での秋季練習第2クール初日。開始1時間ほどして西純、伊藤将、湯浅、浜地ら投手陣を左翼に集め、約10分間熱弁を振るった。「自分の直球の威力をもうひとつな、もうひと段階上げるというかな、その感覚をつかむということやけどな」。始動4日目で投手陣への初指導を敢行した。

<1>数字、球速にこだわるな 「160キロでも直球の体感が、スピンも何も利いてないただの棒球の150ぐらいの威力しかなかったら打たれるわな。それやったら145キロでも打席に立ったら150近い威力の直球がくる方が打者は困るやんか」。打者が本当に嫌なのはスピードではなく、スピンの利いた伸びとキレ。野手としての自己体験も交えた指摘だった。

<2>秋は低めを意識するな

「(球を)押さえ込まんように、低め低めを意識せんと、スピンのある球をクロスで投げろっていうことやな。高めにな。この時期はな。右投手なら(右打者の)外角高め、左腕やったらベルトのちょこっと上ぐらいがええな。試合になったら低めにいかなあかんけど」。空振りを取るイメージで高めに伸びる球を投げることで腕が振れ、キレも出る。低めを狙って置きにいくのはダメ。

<3>ブルペン皆勤よ 「そんなん200球投げたかて(翌日から)2日間ノースローやったら(意味がない)。50球でもいいから、毎日3日間投げろと」。秋季キャンプは傾斜のあるブルペンでフォームを体に覚えさせることが重要。球数は少なくても良いとし、連日の投球練習で再現性を確認する重要性を説いた。

リーグNO・1の投手陣を誇るが、打倒ヤクルトにはさらに真っすぐをレベルアップさせることが不可欠。11月2日から始まる高知・安芸キャンプで実行に移す。【石橋隆雄】