明大・宗山塁内野手(2年=広陵)が、チーム唯一の安打となる適時打を放った。

2年秋にして、東京6大学リーグ戦通算60安打に到達。チームに勝利をもたらし、優勝の可能性を残した。

立大の先発は、ドラフト会議で楽天1位指名の荘司康誠投手(4年=新潟明訓)。1回、先頭で中日2位指名を受けた村松開人内野手(4年=静岡)が四球。暴投2つで1死三塁となり、宗山はカウント2-2と追い込まれてから7球目、この日最速の152キロ直球を左前にはじき返し、適時二塁打で先制した。

明大は、この1点を継投で守りきって先勝を挙げた。

宗山は1年春から安打を重ね、44試合に出場して通算60安打。「60安打打つことができてうれしいです。これからも1打席1打席を大切にしていきます」とコメントした。

通算最多安打記録を持つ明大の先輩、高山俊(現阪神)の131安打更新も視野にとらえる。高山は、2年秋終了時に62安打をマーク。コロナ禍で試合数が減ったシーズンも戦った宗山がどこまで記録を伸ばすか、注目だ。