ソフトバンク藤本博史監督(58)が30日、助っ人のフレディ・ガルビス内野手(32)に超速仕上げを命じた。

複数年契約の1年目だった今季は、38試合で打率1割7分1厘、2本塁打、11打点。打撃不振により、シーズンの大半を2軍で過ごした。ペイペイドームの秋季練習で取材に応じた指揮官は「助っ人だからといって(春季キャンプの始まる)2月1日からゆっくりやってたら、おそらくまた2軍にいってしまう可能性がある。競争と言ってるんだから、みんなと一緒に同じレベルで入ってほしい」と、助っ人に対しては異例の注文をつけた。

MLB通算109発の実績がある。それだけに、指揮官は今季の成績に首をかしげた。「はっきり言って今年1年ダメだった。こっちが期待する成績とは程遠い。そういう意味ではもう、新生ガルビスというかね。新しいガルビスを見てみたい」。ガルビスは今月17日に日本を出国したが「当然パワーアップして帰ってきてもらわないと」と、自主トレでの完全復活を望んだ。

本職は遊撃だが、指揮官は三塁争いの一角としても構想を練っている。ライバルは、この日秋季練習に合流した栗原をはじめ、リチャード、野村勇、野村大、増田ら多数。藤本監督は「助っ人らしいバッティング、助っ人らしい守備」を期待し、両打ちスラッガーの本領発揮を願った。【只松憲】

◆フレディ・ガルビス 1989年11月14日生まれ、ベネズエラ・プントフィホ出身。06年にフィリーズと契約し、12年にメジャーデビュー。14年のオープン戦で、ヤンキースに移籍した田中将に渡米後初の本塁打を見舞う。メジャーでは主に遊撃や二塁を守った。MLB通算1102試合、966安打、打率2割4分6厘、109本塁打、426打点。178センチ、86キロ。右投げ両打ち。

 

<今季のガルビスの歩み>

◆3月10日 入団会見の翌日だったヤクルトとのオープン戦で実戦デビュー。8回に代打出場して、空振り三振に倒れた。

◆3月18日 広島とのオープン戦で来日初安打をマーク。当時は遊撃レギュラーの最有力候補で、藤本監督も開幕スタメンを明言していた。

◆3月25日 日本ハムとの開幕戦で来日1号となる逆転満塁本塁打。衝撃デビューを飾り、藤本監督に就任初白星を送った。後の開幕8連勝につながる。

◆5月2日 打撃不振により、出場選手登録を抹消される。6月7日に再登録されて4試合に出場したが、11打数2安打と振るわなかった。同15日に再び抹消。

◆8月20日 チームに新型コロナ感染者が多数確認され、再登録される。8月23日の楽天戦で満塁本塁打を放ったが、30打数8安打に終わった。9月13日に今季3度目の抹消。以降、シーズン終了まで2軍調整となった。

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