史上初の2年連続投手4冠のオリックス山本は心から喜んでいた。日本シリーズ初戦に先発したが左脇腹を痛めて4失点KO。予定していた2度目の先発を回避した。

神宮遠征にも同行し、投手陣の輪の中で仲間たちに寄り添い、「このシリーズはチームの力に全くなれなかった。チームメートのおかげで日本一になれた」と感謝した。

沢村賞右腕は「大事な試合でこんなことになってしまい最悪です」と沈んでいた。チームには「2勝」が計算できなくなる非常事態。だが、エース不在の投手陣は奮い立った。リーグ優勝、CSファイナルとぎりぎりの勝負を勝ち抜き、ここまで連れてきたのは紛れもなく背番号18。昨年の借りを返したチームの戦いぶりに山本は「悔しい思いをしたところから(今年が)始まった。喜びが大きい」と笑顔だった。

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