ロッテ佐々木朗希投手(20)にとってプロ入り後初の代表戦が近づく。侍ジャパンの投手コーチも務めるロッテ吉井理人監督(57)が10月31日、強化試合での佐々木朗の登板について「オーストラリア戦で」と明かした。11月9日または10日のオーストラリア戦(札幌ドーム)で先発することが有力になった。

現在は本拠地ZOZOマリンでの秋季練習で調整を進めている。10月中旬には「ケガないようにしなきゃいけないので、ゆっくりですけど集中力を切らさないようにやってます」と話していた佐々木朗。10月下旬にブルペン投球も再開しており、フェニックスリーグで宮崎に滞在していた吉井監督も「機嫌良くやってると聞いています」と笑いながら話した。

自身初となる札幌ドームでの登板に向け、準備も最終段階に入る。吉井監督は1日にZOZOマリンで行われる秋季練習で、佐々木朗が実戦に近い形式で打撃投手を務める予定があることを明かした。9月26日のシーズン最終登板から1カ月少々。海外チーム相手に投げるのは、大船渡高3年時の日本代表での韓国戦以来、3年2カ月ぶりになる。完全試合男の、世界相手のパフォーマンスが注目される。【金子真仁】

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