楽天の育成ドラフト4位、国立台湾体育運動大・永田颯太郎内野手(22)が1日、台湾・台中市内の同大で指名あいさつを受けた。強肩強打を誇る遊撃手。

永田は「東北楽天ゴールデンイーグルスに指名され、とても光栄に思います。山田スカウトからは、日本でも今と変わらぬ努力を続け、ショートのレギュラーをつかんでほしいと言われました。サプライズ指名で僕のことを知らない方が多いと思いますが、1日も早く支配下登録され、一軍で活躍して、ショートのレギュラーの座をつかみ、多くの人に応援される選手になります。まだまだ未熟ですが、プロの舞台で僕よりうまい人がたくさんいる中で、誰にも負けないよう、たくさん練習して自分を磨いていきます。そして、両親や監督、コーチ、チームメート、またここまでお世話になったすべての方々に恩返しができるよう、長く活躍したいと思います」とコメントした。

永田は愛知県出身で、高校までは日本で過ごし、大学進学と同時に台湾へ留学。今年7月、一時帰国した際に母校の菊華(愛知)で練習しているところを、スカウトの目にとまった。山田潤スカウトは、「永田選手がオフで台湾から一時帰国、母校菊華高校で練習しているとのことで視察したのがご縁のはじまりです。高校で養われた心技体を土台に台湾でさらに努力を続けたのでしょう。実際にバッティングや守備練習、また、彼が台湾でプレーしている姿を見て、飛躍的な成長に驚きました。これは楽天イーグルスに必要な選手、何としてでも獲得したいと胸が高鳴り、その後さまざまな方の協力のおかげで指名に至りました。打撃においてはコースに逆らわず広角に打ち返し、肩の強さとフットワークの良さ生かしたショートの守備も魅力、近い将来レギュラー争いに加わり、ショートのレギュラーをつかんでほしいと思います」と期待した。