阪神西純矢投手(21)がオール直球の105球で岡田監督の視線と心を奪った。

「30球くらいで軽めに上がろうと思っていたが、投げていてだんだん良くなってきた」と路線変更。腕を振り続けた。途中からは指揮官が右腕の後ろに腰掛け、約30分間球筋を見つめた。西純は「変な緊張感もあったが、試合だともっとすごい緊張感の中で、マウンドに立たないといけない。あれくらいだと大丈夫」と動じなかった。

一方で岡田監督の心は動かした。「この(秋季キャンプメンバーの)中では一番いいやろ。もう1人くらい欲しいな、西が」と話すほどに、高く評価した。「当然2桁は勝ってほしい。2桁勝てる力あると思う」。ローテーション投手候補として認めた。今季は打力を買われ、8番に入ったこともあったが「9番や。捕手に失礼」と岡田阪神では奇策を封じる構えだ。

○…日本ハムからトレード移籍した高浜は左翼の定位置取りへ意欲を燃やした。本職は一塁手だが、この日も早出から背走守備練習などを実施。「外野は素人。難しいが、空いているので」と空白の左翼に照準を合わせている。岡田監督も「外野の方がチャンスある。(打撃は)そんなに悪くない」と一定の評価を下していた。

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