日本ハムは8日、近藤健介外野手(29)が今季取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出したと発表した。

近藤は球団を通じて「ファイターズからは温かいお言葉を幾度となくかけていただき、ありがたいオファーも提示していただきました。レギュラーシーズンが終わり、侍ジャパンに向けて集中する中で、もっと考える時間と材料が必要だと判断し、この決断に至りました」と、コメントした。

近藤はプロ11年間で3990打席に立ち、通算1016安打、通算打率3割7厘、通算出塁率4割1分3厘を誇る今オフのFAの目玉の1人が、西武森に続いてFA宣言。残留交渉をしてきた日本ハムは宣言残留を認めているが、複数球団による争奪戦となりそうだ。今後は、近藤が選出されている侍ジャパンの強化試合の最終戦(オーストラリア戦=札幌ドーム)が行われる10日にコミッショナーからFA宣言選手として公示され、11日から他球団と交渉が可能となる。

【関連記事】トライアウトに49人が参加 プロ野球12球団 戦力外 退団 移籍 引退選手など/一覧