巨人は今季まで3年間、打撃投手を務めた小石博孝投手が、4年ぶりの現役復帰を目指して登板した。

中谷を三振、安部を三塁ゴロに打ち取り、内田には左翼線二塁打を浴びた。「変な緊張感はなく、今出せるものを出し切れた」。最速129キロの直球にスクリュー、カーブを交えた。打たせる仕事とは全く逆の行為に「あ、三振て気持ちいいなと思いました」と35歳で久々の快感を味わった。

○…18~20年まで巨人の外野手だった村上が、投手として受験した。打者3人を二飛と2者連続の空振り三振に仕留めた。関西独立リーグの堺で投手として2年間プレー。直球は参加26投手で最速の150キロをマークした。スタンドで視察した巨人桑田コーチは「スピードは一番分かりやすい指標ですが、切れとかコントロールとか球持ちとかマウンドさばきとかを重点的に見ています」と話した。

▽巨人桜井(最速148キロで二塁内野安打、四球、一塁ライナー)「戦力外を受けて2日間ぐらい寝込んで苦しい日々だった。楽しむことだけ考えて腕を振って投げた。持ち味の腕の振りは出せたので悔いはない。100点」