侍ジャパン中野拓夢内野手(26)が、二塁守備の手応えを語った。8日、札幌ドームでの公式練習後に取材対応。今年初めて二塁守備に就いた5日の巨人戦(東京ドーム)を振り返り、「セカンドを試合で守ったのは1年目入ってすぐの時(以来)だった。不安もあったけど、打球処理を普通にすることできた」とうなずいた。

阪神岡田彰布監督は「二塁中野」の構想も視野に入れ、秋季キャンプでナインの成長を見守っている最中。「実際に(監督が)試合を見たか分からないですけど、セカンドもできるぞってところは見せていきたいと思っています」とアピールを誓う。「複数ポジションをやれれば、もっと試合に出れるチャンスも広がってくる。チームに帰っても両方できるっていうのは、使っていただける幅が広がると思うので、とても良い経験ができている」。残り2試合を糧に変えるつもりだ。

球界トップクラスの名手、源田のプレーを間近で観察する日々。「柔らかいというか、自分には持ってない素晴らしい動き。見てるだけで勉強になる」。吸収意欲を胸に、レベルアップにつなげていく。