広島新井貴浩監督(45)が26日、ビギナーズラックを手にした。ボートレース宮島(広島・廿日市市)のイベントにゲスト出演し、人生初の舟券購入に挑戦した結果、2レース的中で1万4500円をゲット。「全くわからないから、ひらめきみたいな感じでやっていました」と明かした。

監督の“船出”を飾る吉兆だが、直感頼みの采配は完全否定。「データ? もちろんフルに活用して。でも生身の人間がやっていることだから、バランスで」と、データと自身の決断の両方を重視する。「小さなものから大きなものまで、常に決断の連続だと思う。いかに自分が腹をくくれるか。根拠を持ってやりたい」と見極めていく。

現在はチーム構成を思案中。1つのポイントは強力な1番打者だ。リーグ3連覇を支えた田中、菊池、丸の1、2、3番を例に、打撃と走塁で相手に圧をかけられる打線をイメージした。「出塁率が高くて盗塁ができると(相手の)配球に偏りが出てくる。僕が4番のときは、田中や丸に聞いていました。『今日は(盗塁)行けるか。待つで』『いや、今日は厳しいので普通に打って下さい』。そういう連携が取れるチームは、いい」。中日の黄金時代を支えた井端、荒木のアライバコンビも理想に、新井カープを支える1番誕生を願っている。【堀まどか】

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