ロッテは17日、高部瑛斗外野手(25)が小児がんで闘病中の子どもや家族に寄付を行うと発表した。

球団は社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一環として、小児がんで闘病中の子どもや小児がん部門に特化した医療機関に対して支援する「小児がん支援プロジェクト」を開始。高部自身にも闘病患者の家族の経験があり、球団の思いと一致したため、プロジェクトが実現した。

高部はシーズンの安打数×1万円を寄付する予定で、第1回は23年1月を予定。NPB法人ミルフィーユ小児がんフロンティアーズを通じての寄付になる。来季以降は記念品の寄贈、訪問活動を継続的に行う。

高部は球団を通じ、以下のようにコメントした。

「僕自身も弟を大学生の時に急性白血病で亡くした過去があります。ただ、今の僕があるのは弟の言葉や存在の大きさがあります。そして自分と同じような経験をされているご家族、今も闘病中の子どもたちに少しでも前を向いてもらえるように自分がその1ピースにでもなれればと思い、今回このような取り組みをさせていただくことになりました。球団としてこのような取り組みをいただけることにまずは感謝したいと思います。来年以降も継続的に活動できるようしっかり活躍して、少しでも夢や希望を与えられる存在になっていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。この活動を皆様に知っていただきご理解、ご支援いただけましたら幸いです」

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