ヤクルトは20日、新外国人として前パイレーツのディロン・ピーターズ投手(30)の獲得を発表した。契約は1年で、年俸は75万ドル(約1億500万円)プラス出来高払いで、背番号は63に決まった。

メジャー通算59試合に登板した左腕で、13勝12敗。防御率5・30。19、20年にはエンゼルスに所属しており、大谷翔平投手(28)の元同僚でもある。今季もパイレーツで22試合(先発4試合)に登板し、自己最多の5勝(2敗)、防御率4・58と活躍した。

ピーターズは「来シーズン、スワローズという家族の一員になれることをうれしく思っております。また、ファンの皆さんとチームメートにお会いできることを楽しみにしています。皆さんの文化と野球に対する忠誠心を受け入れることに、とてもワクワクしています。素晴らしいシーズンにするために、しっかりと準備して臨みたいと思っています。Go、Swallows!」とコメントした。今月に入って結婚したばかり。まずは単身で来年1月末に来日し、キャンプインに備える予定だ。

15年にマーリンズにドラフト10巡目で指名され、17年9月1日のフィリーズ戦でメジャー初登板した。180センチ、88キロと上背はないが150キロ前後の直球に加えて変化球も多彩。ヤクルトの奥村政之国際グループ担当部長は「先発経験が多く、メジャーの実績と右肩上がりの調子の良さをメインに獲得した。強い球を低めにズバッと投げられる。勝てる先発の1人として期待している。サイスニード、(新外国人の)エスピナルと3人の外国人が先発の枠を競争してほしい」と先発候補として期待を寄せた。(金額は推定)

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