背番号9を取り返せ。巨人亀井善行打撃コーチ(40)が、愛弟子の松原聖弥外野手(27)に愛あるゲキを飛ばした。自身が21年の現役引退まで13年間背負った背番号を今季から受け継いだ松原だったが、50試合で打率1割1分3厘、0本塁打で、来季は背番号59で再出発を切ることになった。

亀井コーチは、09年に打率2割9分、25本塁打と活躍した翌年、打率1割8分5厘、5本塁打にとどまり苦しんだ昔の自身の姿と重ねた。「僕もよく似てますよね。成績出した次の年ダメでしたから。がむしゃらにやった次の年って難しい。何もつかまずに次の1年に入ってるので。彼もそうだったと思うんですよ」と理解を示した。

一方、物足りないと感じる部分もある。「本気じゃないなと僕は感じていて、もっとどうやって1軍に入っていくか考えてもらって。みんな言うことは厳しいんですけど、やっぱり彼がスタメンを取らないと」と指摘しつつ期待を込めた。

課題は、打撃と頭を使うこと。「考えなきゃいけない年になったというか。彼の場合、ポテンシャルだけで、頭を使わず反応だけでやってきた。それだと1軍は通用しないと分かったと思う。どうやって1軍のピース、役割に入っていくかを考えること。僕も内野だったりいろいろな役回りはしたので」と状況を打破するための思考を授けた。

引退試合のスピーチでも「あんたは天才だから」と言葉をかけた愛弟子に、思い入れのある「9」を着けてもらいたい。「空くなら空くでまた目指してほしいし、誰かが付けたとしても目指してほしい。そういう気持ちがないと。応援はしたいなと思います」。来季の松原の奮起を、信じている。【小早川宗一郎】

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