出稽古で覚醒! 現役ドラフトでソフトバンクから移籍した阪神大竹耕太郎投手(27)が、合気道トレで先発ローテ争いに殴り込む。

9日、長崎市内でソフトバンク和田らと行っている合同自主トレを公開。合気道に取り組み、新たな体の使い方を会得中だと明かした。

「野球をうまくなるために野球だけをしていたらダメだと、27歳になって感じたので。なんでもヒントになるとすごく感じました」。腕力を使わず相手を投げたり、体のバランスが求められる合気道。報道陣の1人と向き合い「(動かないよう)耐えてください」と言うと、直後、軽々と引っ張るなど実演してみせた。

「頑張って力を出そうと思っても出ない。ピッチングも一緒。去年は球速を出しにいこうとしてたので、それじゃ球速は出ない。(自分が)やりたいことの逆やるって感じ」

これまで合気道の師範には兵庫から福岡に出張を依頼していたが、移籍した先は兵庫・西宮市を本拠地とする阪神だ。引っ越しも完了させている左腕は「(師範が)隣の駅に住んでるので多分継続します」。1月下旬に2日間“出稽古”し、フォーム改善や球速アップにつなげる。

熊本出身の27歳が野球を好きになったきっかけは、03年の日本シリーズだという。「その再現を…再現だと(阪神が)負けてるわ」と笑いつつ「基本ホークス好きなんですけど、たまに阪神の帽子もかぶってました」。小さい頃は隠れ虎党。阪神VSソフトバンク(当時ダイエー)の頂上決戦再現を導く活躍をすることが、古巣への恩返しにもなるはずだ。

「今日の坂道ダッシュでもそうですけど(和田が)できちゃうんで、こっちもできないとヤバいなと思います」。昨季、41歳で自己最速149キロをマークした師匠の和田から刺激も受けた。2月、沖縄でアピールする準備を着々と進める。【中野椋】

◆プロ野球選手と合気道 王貞治氏や広岡達朗氏が「心身統一合氣道」を取り入れ、成功につなげたといわれる。過去にはダイエー、オリックスがキャンプで導入。阪神も08年の春季キャンプでダイエー(現ソフトバンク)、中日、オリックスを指導した経験がある渡辺富夫師範を招き、講習会を行った。藤浪も13年の新人合同自主トレで取り組み、近年では西武山川が20年オフに都内の「合気道養神館本部道場」を訪れ、基本動作を学んでいる。

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