ロッテは20日、メジャー通算23勝で前ブルワーズのルイス・ペルドモ投手(29)の入団を発表した。背番号は今後、決定する。

ペルドモは「千葉ロッテマリーンズに入団することができ、私はもちろん家族も心から感謝しています。日本でプレーすることができるという新たな人生のチャンスをくださった千葉ロッテマリーンズの皆さんに恩返しができるよう、全力でプレーするとともに、なんとしても優勝に貢献できるよう持てるすべての力を発揮したいと思っています。チームのみなさま、そして何よりもファンの方たちにお会いできるのを心から楽しみにしています。一緒に優勝をしましょう」と球団を通じてコメントした。

吉井理人監督(57)も「映像を見た印象としてはゴロで打たせてとるタイプかなと思います。コントロールもいい。ピッチングスタイルとしては先発も出来ると思っていますが、ここ数年は短いイニングを投げているみたいですので、起用方法は実際に見てから考えたいと思います」と期待を寄せた。

ペルドモは最速150キロ超右腕だ。ドミニカ共和国出身で、16年にパドレスでメジャーデビュー。17年は規定投球回到達(163回2/3)の活躍で、先発として8勝(11敗)を挙げた。19年には主にリリーフで47試合に登板するなど、先発、救援を問わずに適応できる身長188センチ右腕だ。20年にトミー・ジョン手術を受けているが、22年シーズンはブルワーズで3年ぶりに白星を挙げるなど、リリーフで14試合23回2/3を投げ、3勝0敗1ホールド、防御率3・80の好成績だった。メジャー通算では147試合登板で23勝31敗、防御率5・12。昨年11月にFAとなっていた。

◆ルイス・ペルドモ。1993年5月9日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。10年にアマチュア・フリーエージェントでカージナルスと契約。15年12月のルール5ドラフトでロッキーズから指名を受け、同日中にパドレスへトレード移籍。16年4月4日のドジャース戦でメジャーデビュー。同年6月15日のマーリンズ戦ではイチローと対戦し、ピート・ローズに並ぶ世界最多となる日米通算4256本安打目(捕前内野安打)を許した。20年10月に右肘側副靱帯(じんたい)再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたが、昨季にメジャー復帰。188センチ、84キロ。右投げ右打ち。