ロッテは13日、先発ローテーション入りを狙う岩下大輝投手(26)が、14日に行われるヤクルトとのオープン戦(午後1時開始、神宮)に先発することを発表した。

侍ジャパンサポートメンバーとして強化試合オリックス戦(7日、京セラドーム大阪)登板して以来のマウンド。強化試合では2番手で3回56球を投げ、2安打2奪三振1失点。5四球には課題が残ったが、貴重な経験を積んだ。「チャレンジ出来ることは積極的にチャレンジして、先発としてゲームをしっかり作れるように投げたいと思います」。ここまでのNPB相手の対外試合では3戦に先発登板し、計10回16安打4奪三振5四死球12失点と結果は出ていないが、アピールを重ねるつもりだ。21年には前半だけで8勝を挙げるなど実力は十分。昨年3月に右肘クリーニング手術を受けた昨季は中継ぎで14試合の登板に終わったが、最速153キロの直球を生かした豪快な投球は健在だ。

黒木知宏投手コーチ(49)も「岩下は1試合ではあったけど、侍ジャパンの一員としてマウンドに上がって、いい刺激を受けてきたと思う。いろいろな事を見て、聞いて、経験して財産になったこともあると思う」。さらに「それをどう自分自身の中で消化していくか。それを神宮のマウンドで発揮してくれるか。どんなピッチングを見せてくれるか、すごく楽しみにしています」と期待を寄せた。

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