ヤクルトの開幕ローテ争いが最終局面を迎えている。埼玉・戸田球場でブルペン投球を行った小沢怜史投手は18日後に迫る開幕へ「ローテ入りと、1年間1軍でやりきる」と目標を掲げアピールを続ける。

小沢は昨季6月26日に育成から支配下登録に。同日の巨人戦(神宮)で3回無死満塁というピンチに登板し、無失点で切り抜けるとその後、4回3安打2失点と好投。ファームでの役割はリリーフだったがその日の試合後、先発要員を言い渡され「びっくりしました」と振り返る。だからこそ今季も先発として貢献したい思いが強い。

昨季19試合に先発し、7勝(9敗)を挙げた高梨裕稔投手も開幕ローテ入りに懸ける。前日12日には同僚の高橋がWBCで初登板。「負けられない。(開幕ローテの)6人に入りたい」と闘志が湧き上がった。小川、ピーターズ、吉村、サイスニード、石川ら開幕ローテ候補が挙がる中、最後の争いアピールの手は止めない。

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