ロッテの荻野貴司外野手(37)が「1番右翼」で先発出場し、左翼ポール際への今季1号2ランを含む3安打の活躍で存在感を示した。

第1打席でフェンス直撃の左越え二塁打を放つと、第3打席にも中前安打。「ファーストストライクから自分のスイングが出来ているのかなと思います。徐々に良い感覚を取り戻せている。ケガをしないようにやっていきたい」と開幕に向けて打撃の手応えを得てきた。

昨季盗塁王&ゴールデングラブ賞の高部瑛斗外野手(25)が右肩肉離れで離脱し、開幕出場が絶望的なだけに「しっかりやれることをやって早く戻ってきてくれたらと思います。(抜けた穴は)僕1人ではカバー出来ないので、みんなでカバーしていきたい」。僚友には「ちゃんと治せよ」と愛情たっぷりのLINEを送ったことも明かした。

チームとしても新外国人グレゴリー・ポランコ外野手(31=巨人)や、今季の対外試合で6本塁打を放つ山口航輝外野手(22)の守備適性も模索しながら、「外野3+指名打者1」の計4枠を争う競争は激化している。【鎌田直秀】

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