楽天宋家豪投手(30)が16日、WBC台湾代表の活動を終えてチームに合流した。静岡・草薙球場での全体練習に参加。チームメートとの再会に、ときおり笑顔を交えながら調整を行った。「チームメートと会って、気持ちがたかぶり、興奮してきた。いよいよシーズンが始まるなという気持ちになっています」と闘志を燃やしていた。

台湾代表は、WBCでは1次ラウンドA組で敗退したが、4戦中3試合に登板。セーブも挙げ、ブルペンを支えた。地元の満員の球場で力投を続け、「台湾代表のユニホームに袖を通して、2万人を超える観衆の応援を聞いて、鳥肌が立ちました。心の底から熱いものが込み上げてきました」と振り返る。

開幕まで残り2週間。「コーチ陣から『まずは自分のペースで調整していい』と言われた。自分のコンディションを上げながら、少しずつ投球の精度を高めて、試合に臨めるようにしたい」と前を向く。世界一はかなわなかったが、シーズンで好投を続け、日本一を目指す。