ルーキーの「振り子投法」がうなった。ヤクルト・ドラフト1位吉村貢司郎投手(25)が6者連続三振を奪うなど好投し、オープン戦4試合で全14イニング無失点となった。

この日は5回76球を投げ、3安打7奪三振無失点。開幕ローテ入りへ合格点の投球を見せた。特に1回2死二塁の阪神大山から始まった6者連続三振は圧巻だった。

阪神大山をフルカウントから146キロ直球で空振り三振を奪うと、2回は佐藤輝、ノイジーを直球で見逃し三振。続く板山は149キロ直球で空振り三振に斬った。3回は先頭の坂本を117キロカーブで空振り三振。続く小幡は141キロ直球で見逃し三振に打ち取った。打者一巡し、迎えた近本は左飛となり、ここで連続三振は止まった。

1回には冷静なフィールディングも見せた。先頭の阪神近本に左中間へ二塁打を打たれ、いきなりピンチを招く。続く森下の当たりだった。投手強襲の打球に素早く反応して捕球。飛び出していた二塁走者を冷静に見て、挟殺プレーから打者走者の二塁タッチアウトにまでつなげてピンチを脱した。

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