「4番左翼」で先発出場のロッテ山口航輝外野手(22)が“応援歌ありがとう弾”でファンに恩返しの勝利を贈った。

鳴り物解禁に合わせた自身の新応援歌披露デーに、4回裏の1-1の場面で外寄りのチェンジアップを左中間勝ち越しソロ本塁打。「自分の応援歌を作っていただいて力になりました。シートノック前にも、ちょっと耳を傾けながら聞いていた」と笑顔で感謝した。

練習試合を含めて今季7本目となった。左腕エンスの速球に対応するため「大振りにならずにコンパクトに。映像を見ると結構振っているが、自分の中ではコンパクト。それが良い結果になった」との意識が好結果を生んだ。

1回裏にも先制の左前適時打を放つなど打撃好調を維持している。3打席目は平良を直撃するライナーで遊ゴロとなったが、安打に等しい打球ではあった。これでオープン戦では28打数11安打6打点。打率も3割9分3厘と4番の存在感たっぷりだ。「4番でいきたいという気持ちも出てきた。ずっと4番をうちたい」。優勝を導く「4番」として、チーム、ファンのためにホームランを量産していく。

「ヤマグッチ! ヤマグッチ!」の応援歌は、早くもお気に入りだ。【鎌田直秀】

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