日本ハムのドラフト2位金村尚真投手(22=富士大)がヤクルトとのオープン戦で6回1安打7奪三振、1失点と圧巻のピッチングを見せ、4月2日の楽天戦で先発することが決まった。許した安打はオスナのソロ本塁打のみという抜群の安定感を披露。「良かったところ、悪かったところたくさんあったので、それを公式戦につなげて、どの試合でも自分のピッチングができるようにやっていきたい」と開幕後を見据えて語った。

首脳陣も目を細める内容だった。報道陣に開幕ローテ入りするかを問われた新庄監督は「ですね。安心して見ていられる」と太鼓判を押した。建山投手コーチも「申し分ない。全ての球種でストライク取れるし、ランナー出しても落ち着いて投げていた」と語った。

オスナに本塁打を浴びた後も崩れることなく、6回までテンポ良く投げ切った。「ストライクが取れればテンポが良くなることが分かったので、次回につなげたい」と語った。「自分の投球ができたことは評価していいが、もっといいピッチングができたと思うので何とも言えない」と貪欲だった。【石井翔太】